園内のゾーニングと復元建築物
園内のゾーニングと復元建築物
郷土の森博物館の敷地には、かつて市内にあった江戸時代から昭和初期の建物8棟を移築・復元しているほか、市内の遺跡で発掘された遺構の復元もしています。
これらの建物や遺構の復元にあたっては、博物館の敷地全体を府中市の縮図としてとらえ、ゾーニングしています。具体的には、敷地の中央を東西に横切るようにあった多摩川の自然堤防を、府中市を南北に2分する立川段丘崖(ハケ)に見立てています。北側のハケ上には甲州街道やケヤキ並木といった府中の基幹道路や、その周辺に集まる町場の建築物と畑作農家、雑木林を、ハケ下には水田や稲作農家、水車小屋などを配置しています。
旧府中尋常高等小学校校舎
1935年(昭和10)に建設された、北多摩随一の規模を誇った木造校舎の一部を復元。教室には、昔の教科書などを展示。 1階には、府中ゆかりの詩人・村野四郎の記念館を併設。2階ではNPO法人多摩川センターが運営する「多摩川ふれあい教室」も土曜日・日曜日・祝日に開催。
くわしくは下をクリックしてください。
旧田中家住宅(府中宿の大店)
江戸後期から明治にかけての甲州街道府中宿を代表する商家を復元。明治天皇の兎狩りの際には、休憩所や宿泊所として使われた。和室の一部は貸出もしています(有料)。
くわしくは下をクリックしてください。
旧島田家住宅
1888年(明治21)創建の蔵造りの店(店蔵=みせぐら)。伝統的な左官工法を再現し3年がかりで移築。「島田薬舗」の看板は明治の三筆の一人、巌谷一六の書。
くわしくは下をクリックしてください。
旧府中町役場庁舎
1921年(大正10)に竣工した町役場。洋風建築だが、裏には和風建築が付属。東京都指定有形文化財。
くわしくは下をクリックしてください。
旧府中郵便取扱所(旧矢島家住宅)
明治初年、府中で最初に郵便取扱所となった旧矢島家住宅。
丸い郵便窓口が当時を語る。黒い角柱型の郵便ポストも再現。
くわしくは下をクリックしてください。
旧河内家住宅
浅間山近くの人見街道沿いにあった茅葺き農家。創建は江戸後期だが、養蚕が盛んに行われた明治後期の姿で復元。府中市指定文化財。
毎週火曜日と木曜日は、萱葺き民家保護のため「くん煙作業」を実施しています。
くわしくは下をクリックしてください。
旧越智家住宅
建物の安全点検のため、一時的に内部の見学を休止しています。
博物館のすぐ近くにあった茅葺農家。明治に移築されたものだが、創建は江戸後期にさかのぼる。
くわしくは下をクリックしてください。
旧三岡家長屋門
江戸時代後期の1829年(文政12)の創建。両側の部屋を総塗り込めの蔵造とし、その上に茅葺屋根をのせる。東京都指定有形文化財
くわしくは下をクリックしてください。
水車小屋
かつて武蔵野で多く見られた、「胸掛け式」と呼ばれる形式の水車。1991年(平成3)竣工。 春には隣接する竹藪でシャガが、6月にはアジサイが咲くスポット。
まいまいず井戸
古代国府のマチに掘られた巨大な井戸の復元。水くみ場まで、渦を巻くように下りる道がついている。
くわしくは下をクリックしてください。
柄鏡形敷石住居跡
市内清水が丘遺跡で見つかった縄文時代中期の建物跡を移築。
くわしくは下をクリックしてください。