旧河内家住宅
- 建築面積:87.54平方メートル
- 延床面積:87.54平方メートル
- 規模:平屋建
- 構造:木造 茅葺き屋根
- 旧所在地:府中市若松町3-34
- 指定:府中市指定有形文化財(昭和58年5月指定)
- 見学可能部分:土間内まで
市東北部の人見街道に面した旧人見村(現 若松町)にあった茅葺農家です。
ハケ上にあった河内家は、麦などの畑作や養蚕を営んでいました。移築・復元した母屋は、1983(昭和58)の解体時の調査によって、旧大沢村(三鷹市)から1844年(天保15)に移され、以後、度々改造されたことが明らかになっています。明治後期には、広間を部屋に区切り、棟の空気抜き室や格子欄間、簀子天井を設けるなど、養蚕のための改造が行われていました。復元にあたっては、創建当初の形とはせず、府中で養蚕が盛んであった様子を知る手掛かりとするため、明治後期の姿としました。