限定公開「古代の暦」
赤外線を照射すると浮かび上がった。
出土した漆紙文書。黒ずんで、文字は全く見えない。
- 開催期間
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2025年11月1日(土曜日)~2025年12月25日(木曜日)
- 会場
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本館2階常設展示室 「古代国府の誕生」コーナー
- 内容
奈良時代の天平勝宝九年(757)の紙に書かれた暦の一部が、市内の武蔵台遺跡で出土しています。紙に漆が浸み込んだために腐らずに残った、漆紙文書(うるしがみもんじょ)と呼ばれるものです。武蔵台遺跡は府中市の北端にあり、武蔵国分寺の造営や維持・運営に密接にかかわった集落で、一緒に出土した土器の年代や、国分寺の造営事業の完了年代を推測するうえでとても貴重なものです。東京文化財ウィークにあわせ、漆紙文書をはじめ東京都の文化財に指定されている土器などもあわせて公開します。