ページ番号1005054 更新日 2022年2月28日
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当館に収蔵されている資料のなかから逸品を紹介する展示です。
会期 | テーマ | |
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1 | 2021年7月21日(水)〜2021年8月19日(木) |
「コウモリか?ブタか?武蔵台東遺跡出土縄文土器はどっち?」 |
2 | 2021年8月21日(土)〜2021年9月17日(金) | 「縄文人が埋めた石斧」 |
3 |
2021年9月19日(日)〜2021年11月18日(木) |
「都指定文化財 蓮華形の磬(けい)」 |
4 |
2021年11月20日(土)〜2022年1月12日(水) |
「縄文の土偶たち」 |
5 | 2022年1月14日(金)〜2022年2月20日(日) |
「徳川御殿」 |
2021年7月21日(水曜日)〜2022年2月20日(日曜日)
本館1階 エントランスホール
博物館入場料でご覧いただけます。
第1弾「コウモリか?ブタか?」と第2弾「縄文人が埋めた石斧」で実施した投票の結果を発表します!
[画像]第1弾の結果発表のイラスト(50.7KB) [画像]第2弾の結果発表のイラスト(52.9KB)戦国〜江戸初期に大名が設けた休泊場「御殿」。府中には432年前、豊臣秀吉の時代に建てられ、徳川の治世になってからも機能していました。1646(正保3)年の焼失後も、御殿跡地として伝承されてきた歴史があります。さまざまな史料や絵図に府中御殿に関する記録があるほか、発掘調査で三葉葵紋の鬼瓦や熱を受けた部材などが出土しています。中世以降の府中を知るうえで非常に重要な遺跡と言えるでしょう。跡地はJR府中本町駅のすぐ脇に位置し、古代国司館の復元を主とした広場になっています。
所蔵:府中市教育委員会(考古資料)、当館(『家忠日記』写本)
府中市内では、おもに本宿町遺跡や武蔵台東遺跡で縄文時代中期の土偶がみつかっています。本宿町の土偶は、頭部や脚・足のみがみつかっているもの、内側が空洞になっているものなどバラエティ豊か。武蔵台東の土偶は、とても小ぶりです。土偶というと「女神像」のイメージが強いかもしれませんが、土偶の作り方や使われ方については説がたくさん。府中の土偶たちにも、このような謎に迫るヒントがあるかもしれません。
所蔵:東京都教育委員会(武蔵台東遺跡出土資料)、府中市教育委員会(本宿町遺跡出土資料ほか)
磬(けい)とは仏具のひとつで、僧侶が読経のときに右側に置いて打ち鳴らすものです。今回展示している磬は、めずらしい蓮華の形をしています。金メッキが施されていたようで、今でもよく見てみると光っている部分があります。今回は、ほかにも市指定文化財の「鹿島神社懸仏」「天正8年の鰐口」を展示しています。いずれも府中に伝わる貴重な中世の金工品です。
所蔵:妙光院(磬)、是政三丁目西部自治会(懸仏)、個人蔵(鰐口)
本テーマの逸品資料は、武蔵台遺跡出土の注口(ちゅうこう)土器です。この土器には2つの特徴があります。1点目は、土器のなかに6本の磨製石斧が納められていたことです。2点目は、小さな土器のかけらでフタをしたあと地中に埋められていたことです。縄文人はなぜ埋めたのでしょうか。縄文時代後期初頭のものと考えられています。注口土器じたいは、液体を注ぐのに使われていた種類です。ひょうたん形をしており、非常に断面が薄くできています。
所蔵:当館
本テーマの逸品資料は、武蔵台東遺跡出土の釣手(つりて)土器です。3本の釣手の上に動物の頭が表現されています。この動物の正体をめぐっては、コウモリなのかブタなのか、またはそれ以外の動物か、意見が分かれています。縄文時代中期後半のものです。釣手土器は、ランプのように使われていたのではないかと考えられています。
所蔵:東京都教育委員会
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