ページ番号1006990 更新日 2024年6月8日
イベントカテゴリ: 展示会
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明治時代になると、海外への輸出品として生糸や絹織物の需要が高まります。するとその原料となるカイコのマユが高値で取引されるようになり、養蚕が各地で盛んになりました。それは府中も同様で、かつてはカイコの餌となる桑畑がそこかしこでみられました。
養蚕技術の発達にともない、明治時代の中頃から温度・湿度を適切に管理するとカイコが効率的に育てられることが分かりました。農家はそのために屋内を温めたり、通気がしやすかったりするようなリフォームをして、より早くマユを収穫できるようにしていきます。
今回会場となる旧河内家住宅も、明治時代末期にそうしたリフォームが施されていました。その頃の姿に復元された当家は、府中における養蚕農家の様子を伝えることを目的の一つにしています。
本展示会は、実際に当家をご覧頂きながら、通気のための格子欄間、普段は畳でみえない床下の炉などの家に設けられたカイコのための工夫について解説します。あわせて、カイコを育てるための蚕棚の再現なども行い、明治時代末期から大正時代頃のカイコとともに過ごしていた当時のくらしについてご紹介します。
2024年6月1日(土曜日)〜2025年3月30日(日曜日)
9時〜17時(入場は16時まで)
園内 旧河内家住宅
博物館入場料でご覧になれます。
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