平成30年度 企画展 「田村智久写真展 花の森八景 萌えさかる花たちを謳う」


ページ番号1002721  更新日 2018年7月12日


イベントカテゴリ: 展示会

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[画像]花の森八景写真(168.2KB)

 田村智久氏は府中市郷土の森博物館に魅せられ、2009年より花々はもちろんのこと、この森のさまざまな表情をカメラに収めてこられました。二月には60種1100本にも及ぶ梅が咲きほこり、初夏には紫陽花が夏の到来を告げ、夏の終わりには彼岸花がハケ下を真っ赤に染める。秋には眼にも鮮やかな紅葉、そして冬は茅葺きにきりりと寒椿。氏は一年を通して森を見守り、季節が変わるごとに森羅万象の煌めく瞬間を根気よく丹念に撮り続けてきました。どの作品も、まさに誰もまだみたことのない美しい郷土の森博物館の風景ばかりです。この機会にぜひ田村氏の珠玉の作品を心ゆくまでご鑑賞ください。

田村智久(写真家)
●1956年 神奈川県川崎市生まれ 東京都府中市在住 ●日大芸術学部卒業後、株式会社資生堂宣伝部スタジオを経て独立し、コマーシャル、エディトリアルなど幅広い分野で活動 ●17年前(2001年)に若年性パーキンソン病を発病し、商業カメラマンとしての活動を断念。一度はカメラを置くが、数年後には、治療の一環と考え、新たな写真活動を再開。身近な府中の景色をSNSやフォトブックで作品発表する。 ●近年、病気の影響から、年ごとに活動が制限されつつも、常にカメラを持ち歩き撮影を続け、写真の本質である記録される瞬(とき)≠ニ人の心に記憶される時間(とき)≠フ融合をテーマに撮り続け、「日々の記憶」シリーズとして3度の個展を開催。また、主宰する写真教室「ほのぼのな仲間たち」の門下生とのグループ展を毎年開催している。

氏は郷土の森博物館での写真撮影に対して、以下のように述べられています。

写真活動再開(2009年)以来、府中市郷土の森博物館園内の四季折々の花々に魅せられてきたが、2017年はその思いが最高潮に達し、活動拠点を絞り、園内での撮影に特化した活動を始めている。園内の花咲きほこる景色は、未来に残したい風景そのものであり。日常生活の中で出会う一期一会の瞬間こそ、自分のライフワークだと考えている。時には車椅子で移動しながら、夫婦二人三脚の撮影活動。だが、思うようにならない身体も、園内に入ると、森の不思議な力が応援してくれて自然とカメラを片手に動き回ることができる。膨大なエネルギーが自身に降り注いでいるイメージがある。心からこの素晴らしい環境に感謝したい。

開催期間

2018年4月7日(土曜日)〜2018年6月24日(日曜日)

会場

本館2階 企画展示室

料金

無料(博物館入場料が別に必要です)


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