『チェンバロ(フレンチダブルマニュアルハープシコード)』 バロック時代を代表する鍵盤楽器
イタリア語ではチェンバロ、英語ではハープシコード、フランス語ではクラヴサンと呼ばれるこの楽器。 ウィーンホールのものは、アトリエ・フォン・ナーゲル社製の二段鍵盤で、楽器の特徴は、美しい装飾にもありますが、ピアノがキイを押してハンマーで弦を打つのに対し、チェンバロはキイを押しジャックと呼ばれる細長い木片につけられたプレクトラム(鳥の羽の芯や皮革で作られた爪状のもの)が、弦を下から上へ引っ掻く様にして音を出します。
14世紀頃にイタリアで発明されたと言われ、劇音楽の誕生した16世紀初頭から18世紀中頃のバロック時代を代表する鍵盤楽器で、音の強弱をつけたり和音を弾くには制限があるため、ベートーヴェン以降のピアノ曲は演奏できませんが、バッハの鍵盤作品や17〜18世紀のクラヴサン音楽では、優雅で繊細な音色が際立ちます。
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